魔法の手 lastlunch





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                  先週の金曜日で、murderpollenのお仕事を卒業した。
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                  lastlunchは、山本さんの手作りまかない。






                  思えば結婚式の前日や、誕生日などの大切な日は、お昼ご飯は
                  外食ではなくて、山本さんが作ってくれた気がする。
                  もちろん、なんでもない日にも、たくさん作ってくれた。

                  アクセサリーを作りに行っているのに、お料理の情報で頭はいっぱいになっていた。
                  最後の日にまた山本さんの手料理が食べれた。それは何よりの御馳走。


                  魔法の手を持っていると感じた人は、今までに2人いた。
                  1人は美大受験の予備校のM先生。
                  キャンバスに向かって、もうどうしようもなく行き詰っている私をイスから立たせ、
                  そこに座って手直しをしてくれる時。
                  何も言わずに時間にして2、3分だろうか。
                  どうやっても良くならないはずの絵が、少し手を加えただけで、見違えるような
                  絵になった。
                  その時は判らなかった(きっと今もできない)”絵作り”を、彼は何も言わずに
                  その行為だけを生徒に見せた。
                  本当にすごいと思った。
                  そして技術じゃない何かを教わった。

                  もう1人は山本さん。
                  もともとアクセサリーの仕事をしていたこともあり、ブランドだけは知っていたけれど
                  彼女がこんなに情熱を持って好きなものに接していると知ったのは、実際に
                  逢ってから。
                  もちろん本業としているアクセサリーは言うまでも無く。
                  花瓶に花を生けるだけ、お料理を適当に作るだけの、誰でもやることすらも、
                  彼女の手にかかるとなぜかわからない素晴らしいものができあがってしまう。
                  私はここで働かせてもらって、一番の収穫は、そんな彼女をずっと見れた事
                  なんじゃないかと思う。
                  そして、仕事をしながら沢山話した。
                  仕事の話、どうしようもないくだらない事や卑屈な事(笑)、大切だけど伝わりづらい
                  複雑な話、好きな話はお互い何度も聞いてるけど何度も話した。

                  そして何かうまく説明できない、大切なものが私の中で育って行った。
       
                  自分の作ったものを誰かに着けてもらう、という長年の夢も叶えてくれた。
                  催事に来て下さった沢山のお客様からも、嬉しい気持ちをたくさん頂いた。


                  とても及ばない人のままではあるけれど、とても強く繋がれたと思うから、
                  山本さんとのこれからのお付き合いも楽しみだから、
                  いつもみたいにお疲れ様です、とさっぱりお別れをした。

                  貴重な貴重な3年4ヶ月。本当にありがとうございました。
                  そしてこれからも、宜しくお願いします。


                  
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by giddy_girl | 2011-09-11 23:06 |
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